丸亀製麺は、兵庫県加古川市に第1号店を出したうどんチェーン店です。一定期間ごとに期間限定うどんを出しているのですが、この冬は牡蠣が入ったうどんを出すようです。
ランディングページを見る限り、牡蠣が入ったうどんは「牡蠣たまあんかけうどん」と「牡蠣バターぶっかけうどん」の2種類あるようです。牡蠣の味わいを色々な形で楽しめるとのことなので、味合わない手はないと思いましたので、双方を食べてみました。丸亀製麺の冬うどんを食べてみたい方の参考になれば幸いです。
結論
- 牡蠣が入っているうどんは、あんかけとぶっかけの2種類
- 両方売っている店舗は恐らく存在しない
- 11/30まで30円引きクーポンが丸亀製麺アプリから入手可能
冬の牡蠣うどん
丸亀製麺では11月25日から「牡蠣たまあんかけうどん」と「牡蠣バターぶっかけうどん」を販売しているとのことです。丸亀製麺によれば、牡蠣には旨味が凝縮されているようで、大変美味しいということです。個人的には牡蠣もうどんも好きなので、せっかく販売開始されたということで食べてみたいと思います。

というわけで上の写真の通り実際に食べてきました。この写真が美味しそうに見えない人はCMを見て、美味しそうという気持ちを高めてください。 私としては嘘くさい感じが強すぎますが… 。
価格はどちらも、 並890円・大1070円・得1250円 と、うどんにしては高いものとなっていますが、そもそも牡蠣が高いのでしょうがないといえるでしょう。ただ丸亀製麺アプリでは、創業祭の一環として30円引きクーポン(11月30日まで有効)が配布されています。

こちらのクーポンは「牡蠣たまあんかけうどん」と「牡蠣バターぶっかけうどん」それぞれで独立しています。詳細は後述しますが、この2種類のうどんの双方を同時に販売している店舗は無いようです。そのため、牡蠣たまあんかけうどんを販売している店舗では牡蠣バターぶっかけうどんのクーポンは無用の長物であるように思えます。
しかしながら、その場合は「お好きなうどん30円引きクーポン」の扱いとなる旨がクーポンに記載されています。期限が11月30日までと短いものとなっていますが、複数回丸亀製麺へ訪れる機会があった場合、活用すれば安くうどんを食べられるということになります。
牡蠣たまあんかけうどん
初めに牡蠣たまあんかけうどんを食べていこうと思います。牡蠣たまあんかけうどんは、ゆでたうどんを水で閉めていないいわゆる「釜抜きうどん」の上に、牡蠣と卵が入ったあんかけが乗っかる形のうどんとなっています。
このあんかけうどんは、あんかけの他にかけうどん用のつゆはぶっかけうどん用のつゆなどのものは入っておらず、あんかけのみで味が付いているものとなっています。店舗によって異なるかと思いますが、うどんの受け取り口で釜抜きうどんを受け取り、別途あんかけを受け取るといった形式での受け取りとなりました。

あんかけのみの味付けとなっているので、若干薄めの味かと思っていたのですが、白だしの濃い味がきちんとついていたため杞憂に終わりました。出汁と卵の味で十分な濃さの味で、最後まで何も調味料を加えることが無く味わうことが出来ました。また、あんかけですので得サイズを注文したのですが、最後まで温かい状態でいただけました。
牡蠣は全体的に小ぶりサイズのものでしたが、7つ入っていました。噛むと確かに美味しいものではあったのですが、「普通の牡蠣」といった感じでした。あんかけは店舗で卵と出汁と牡蠣とで加熱は行われているものの、牡蠣まで出汁の美味しさが十分にしみ込んでいなかったという点は少々残念な点であると思いました。
牡蠣バターぶっかけうどん
牡蠣バターぶっかけうどん、より正確に言えば「こく旨 牡蠣バターぶっかけうどん」は、詳細は後述しますが牡蠣たまあんかけうどんを販売している店舗では食べられないものとなっています。そのため、別の店舗に移動して食べることにしました。
牡蠣たまあんかけうどんではそのまま加熱された牡蠣でしたが、牡蠣バターぶっかけうどんにおいては、揚げられた牡蠣「 揚げ牡蠣 」が載っています。要するに牡蠣の天ぷらです。これは加熱を行えるコンロの口数が牡蠣バターぶっかけうどんを提供するような店舗では少なくなりがちであるから、十分に加熱を行うために揚げているのではないかと思います。

この揚げ牡蠣は私のものでは9個入っており、揚げたてのものが提供されました。ランディングページでは「揚げ牡蠣5個にバターが絡む」と書いてあり、5個しか揚げ牡蠣が入っていないように思えたのですが、これは「最低5つ」といったような扱いなのでしょうか。まだ1回しか食べていませんので詳細は不明です。いずれも小ぶりの牡蠣でしたので、その小ささを数で補うような形となっているならいい話かと思います。
「揚げ牡蠣」はつまるところ牡蠣の天ぷらですので、そのまま食べてもつゆに浸してから食べても美味しくいただけました。これについては通常販売されている天ぷら同様、好みの食べ方をすればいいと思います。バターに関してははなまるうどんの「ホタテ味噌バターうどん」とは異なり、あらかじめトッピングされている状態でした。これに関してバターが一定程度に刻まれた上で冷蔵庫中に保管されている以上しょうがないことではあるかと思いますが、揚げ牡蠣をバターにつけて楽しむ、といった楽しみ方が「揚げ牡蠣5個にバターが絡む」という割には楽しめないものとなってしまっているといえるかと思います。
味としては、わざわざ専用のつゆを用意しその上で海醤を追加でかけている割には、「 通常のぶっかけうどんの上に揚げ牡蠣をトッピングしたもの 」といった感触から大きくずれるようなものではありませんでした。良く言えばいつものぶっかけうどんの美味しさをそのまま楽しめると言えますし、実際きちんと美味しかったのですがそれでは限定うどんをわざわざ注文した意味が薄れてしまっていると思います。
特に残念なところとして、味変用として用意されているレモンが強すぎます。レモンを絞らなくても(特に)嗅覚がレモンに支配されてしまい、細かい香りを相当意識しなければ感じられないような形となっていました。単なる「ぶっかけうどんの上に揚げ牡蠣をトッピングしたもの」でないように、ランディングページを見ると色々と工夫が行われているようですが、それらもすべてレモンに上書きされてしまい意味がほとんどないものとなってしまっています。
また、店員さんのオペレーションは大変そうでした。つゆに関しては専用のものと海醤をわざわざ取り出してかけており、そこに揚げ牡蠣・海苔・レモン・黒こしょうをわざわざふたを開けたりして取り出し、冷水でしめられたうどんの上に載せていっていました。注文数が少なかったのか、わざわざ冷蔵庫等から取り出している場面が目立ったのかもしれません。
しかしながら、やたらと必要以上に大変そうな店員さんの様子を眺めるのはいい気持ちではありません。しかもその上で、レモンによって店員さんが頑張って載せてくださったトッピングの細やかな風味が味わえなくなってしまっているので、実質「無意味で余計な苦労」を私の注文のせいで店員さんにさせてしまったということとなります。
これに関しては店員さんは悪くないと思いますし、万が一この記事が丸亀製麺に届いて、「新規メニュー提供時には、店員全員へスムーズな提供が出来るように徹底した研修を行う」といった方向性に向かうのは望ましくないと思います。「丸亀製麺の商品開発部門は店舗でのオペレーションを十分に考慮しているのか?」と少なくとも私は感じましたので、今後の商品開発では、店舗にかかる負荷をより考慮してほしいと思いました。
販売店舗
これらのうどんの販売店舗は、こちらのPDFファイルもしくは丸亀製麺店舗検索サイトで調べることが出来ます。ランディングページに書いてある通り、牡蠣たまあんかけうどんは主にロードサイド店舗において、牡蠣バターぶっかけうどんはショッピングセンター等の店舗において販売が行われています。
ちなみに、少なくとも以下の店舗においては、牡蠣たまあんかけうどんと牡蠣バターぶっかけうどんの 双方の販売はありません 。玉子あんかけうどんや明太玉子あんかけうどんの提供があったとしても、牡蠣たまあんかけうどんの提供が無い場合がままあります。これらのうどんを食べに丸亀製麺へ行く際には、事前に確認をすることをおすすめします。
- 群馬県
- けやきウォーク前橋
- SMARK ISESAKI
- 埼玉県
- 浦和コルソ
- ビーンズキッチン武蔵浦和
- さいたま中央
- 蕨東口
- ビーンズ戸田公園
- 千葉県
- シャポー本八幡
- 東京都
- 神田小川町
- 御茶ノ水
- 飯田橋サクラテラス
- カレッタ汐留
- 六本木ティーキューブ
- ハマサイト
- 品川
- 芝浦シーバンス
- 新宿三井ビル
- 東京オペラシティ
- 新宿御苑前
- 上野中央通り
- 両国
- スーパービバホーム豊洲
- 下北沢
- 渋谷道玄坂
- 青山オーバル
- 渋谷メトロプラザ
- 大山
- 大泉学園北口
- エキア竹ノ塚
- シャポー小岩
- エミオ秋津
- 神奈川県
- トレッサ横浜
- 横浜泉
- ラスカ平塚
- 大阪府
- 大阪駅前第4ビル
- 信濃橋
- アリオ鳳
- イオンモール茨木
- 兵庫県
- 尼崎つかしん
- 沖縄県
- サンエー浦添西海岸パルコシティ
このリストのソースは11月18日時点のPDFですので、このページを閲覧された際の状況は異なっている可能性があります。また、目視でリストを作成した上でClaudeによる確認を行いましたが、抜けがある可能性があることに留意してください。
また、当該PDFによると双方を販売している店舗はなさそうです。そのため、 両方を味わうためには複数店舗を回る必要 があるということです。幸いなことに私の近所には、行こうと思えばどうにかなる範囲にどちらかを売っている店舗があった(近所、というには距離がありましたが)ため、双方を味わうことは出来ましたが、地域によっては両方を味わうことは難しいと思います。ここについてはある程度配慮があってもよかったのではないかと思っています。
最後に
前回のごはんに関する記事: 「ホタテ味噌バターうどん」というはなまるうどんの期間限定うどんを食べる
この記事では丸亀製麺の冬うどんのうち、牡蠣が入っているもの2種類を食べてみました。味はどちらも美味しかったものの、本文中に書かせていただいた通り、牡蠣たまあんかけうどんの方が色々な点で続けて食べさせていただきたいと思いました。また、他にも冬の限定うどんとして鴨ネギうどんが11月25日の販売開始の時点で同時に提供されています。どうしても牡蠣は苦手だが限定のうどんを食べてみたいという方はそちらも考慮に加えてみてはいかがでしょうか。
私はそこまで繊細な味が分かるような舌を持っていませんし、自分で料理を作る際は味付けなどは適当な方で計量などはほとんど行ったことがありません。そのため、本文中に書いてあるようなことが説得力を持てるかどうかは分かりません。しかしながら、どなたかの参考になればと思いこの記事を公開しました。何かの参考になれば幸いです。